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ネイタル

6ハウスの太陽の特徴と太陽を霞ませる海王星

6ハウスは労働や奉仕のハウス。そんな6ハウスに太陽があるとどんな性格や人生の特徴が表れるのか。

私のネイタル太陽は6ハウスにあるので、自分自身の経験や性格と照らし合わせて検証してみたいと思います。

6ハウス太陽の特徴

6ハウスは労働のハウスとか、奉仕のハウスと言われます。鏡リュウジさんは「反省のハウス(自分を省みるハウス」と書いていました。

鏡リュウジさんの「占星術の教科書I 自分を知る編」にはこう記述されています。

太陽が第6ハウスにある人は、人のために役立つことが人生のメインテーマ。

この場所に太陽があると、真面目に働いたり奉仕精神が旺盛な傾向が出ます。太陽以外にも土星、冥王星があると、ハードワークもこなせる一方で、健康を損なう可能性もあるので注意が必要です。

ルル・ラブア先生の「占星学 新装版」には以下のように書いてあります。

自己評価を、自分がどれだけ有用で現実に役立つことをしたかによって定めます。

確かに、人にとって役に立っているかどうかを重視する方だと思います。自己実現!とか自分にとってのやりがい!というよりも、自分が役立つ存在なのかどうかは気になります。

友人に「お人好し」と言われることがありますが、それは奉仕精神からきているのかもしれません。

6ハウスは健康を表すハウスでもあります。

小曽根秋男先生の「新版Stargazerで体験するパソコン占星学」には

医学や健康法への関心

と記載がありましたが、医学は置いておいて健康法への興味はあります。健康オタクというよりも、健康でいられるためになんとなくいいものを食べたり、規則正しい生活をしたいなと思い描く程度です。

6ハウスに冥王星が入っていたら、狂信的な健康オタクになるのかもしれませんね。

MCと10ハウスの天体を考慮する

6ハウスに太陽がある場合、他人の監督下で働くことに適性があると言われます。

6ハウスは社会的な職を意味する10ハウスと異なり、誰かのために働くようなイメージなので、自分がトップに立つよりもサポート的な役割や企業や組織で働く方が力を発揮できるのだと思います。

反対に10ハウスに太陽があれば、社長や代表者など社会的に活躍する可能性があります。

私は6ハウスに太陽がありますが、自分が組織で働くことに特別適しているとは思いませんでした。というより、早く企業から抜け出したいと思っていました。

6ハウスの太陽っぽくないと自分で思いましたが、何故かを考えてみると、おそらくMCと10ハウスの状態、そして太陽のアスペクトが関係してるのではないかと思います。

まずMCと10ハウスを見てみると、MCが蠍座で10ハウスに天王星。

10ハウスの天王星について鏡リュウジ先生は「占星術の教科書I 自分を知る編」でこう書いておられます。

社会の枠にはめられるのが大嫌いなタイプ

はい、まさにその通りで、企業の中でお行儀よく働くのが嫌でした。

ルルラブア先生の「占星学 新装版」には

職業生活の激変を示します。生涯に幾度となく職種を変えやすく、突然に成功者となったり一転して陥落するなど、予想外の変化に富んだ人生になりやすいでしょう。

と書かれていますが、これもその通りで急に仕事が全て無くなりました。

職種を変えようと自分で積極的に思ったわけではないけど、気づいたら変わってたみたいなことはあります。

MC蠍座は自営業向きらしく、ここが私のホロスコープで太陽6ハウスと相反しているポイントです。

太陽を尊重すると組織内での仕事が合っている。しかしMCや10ハウスの天王星を尊重すると、独立的な仕事やフリーランスが適している。

松村潔先生の「完全マスター西洋占星術」では、10ハウスの天王星についてこう書かれています。

企業や集団から離反して、自分自身のキャリアを形成する。

私はASCが山羊座なのでサボって面倒なことになるのが嫌だから、きちんと仕事はするタイプです。

だから組織内で働くのも全く向いていないわけではなかったけど、10ハウスの天王星とMC蠍座が組織で働くことを拒んだのかもなと思っています。

太陽のアスペクトを考慮する

もう一つ、6ハウスの太陽らしくない部分を自分自身で感じるのは、太陽にオポジションとなっている海王星の影響だと思います。

ルル・ラブア先生の「占星学 新装版」では6ハウスの太陽について

自分自身が怠慢であることは、狂気に追い込まれるほどの挫折感を与えられることになります。

という記述がありますが、私はどちらかというと楽したいタイプ。そしてあまり勤勉な方ではないです。

ルーティンが苦手という記事(ルーティンが苦手なのは6ハウス太陽と海王星のハードアスペクトが原因?)でも書きましたが、6ハウスに忠実であろうとする太陽に対して、海王星がモヤをかけているような気がします。

太陽と海王星がオポジションだと想像力は豊かになるけど、どちらかというと妄想力であり、理想が高すぎたり理想が飛躍していたり、地に足がついていない考えになりがちです。

私がいまいち6ハウスの太陽の奉仕精神や勤勉さにしっくりこないのは、この海王星が影響しているのではないかと思います。

健康に関しても「健康でいるために規則正しく生活しなくては」と思うところまでは6ハウスっぽいけど、結局ルーティンが苦手で規則正しい生活ができないのは、海王星に阻まれているからではないかという気がします。

6ハウスの太陽を霞ませる海王星

海王星はアスペクトを取る天体の性質をうやむやにしたり、よくわからなくしたり、欺瞞で覆ったりするので、本当に怖い星です。

6ハウス太陽に海王星がオポジションなことで、太陽の目的が霞み、MC蠍座、10ハウスの天王星によって、安定的な企業勤めから離れたい、独立的な仕事がしたいと思っている。

これが私の太陽の状態ではないかと思います。

この場合は、太陽(企業勤め)を生きた方がいいのか、MCや10ハウスに従った方がいいのか。しかし太陽を生きるとなると、海王星が邪魔してきて...海王星は本当に厄介ですね。

せっかく太陽に木星冥王星がトラインなんですがあまり木星冥王星の力を感じることはなく、私は海王星の力の方が強く感じます。

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