私のネイタルの火星は天秤座にあります。
天秤座は火星にとってデトリメントで、いわゆる品位が悪いと言われるサイン(星座)です。
火星があるのはほぼ9ハウスですが、厳密には8ハウスにあって、事故や火事、怪我などに注意が必要な配置です。し・か・も。土星とコンジャンクション。
品位が悪く、ハウスの内容も注意が必要で、土星とコンジャンクションで厳しい試練が暗示されている私のネイタル火星。現在私は火星の年齢域ですが、その暗示の意味を感じています。
天秤座の火星の特徴や性格と、気をつけるべきことを考えてみました。
天秤座の火星はデトリメント
天体にはそれぞれ「エッセンシャルディグニティー(品位)」と呼ばれるものがあります。
ドミサイルは本来の場所で、天体の力が発揮できるサイン。フォールだと天体のパワーが発揮できなかったり、デトリメントだと天体の働きに障害が出ると言われています。
火星の「エッセンシャルディグニティー(品位)」はこうなっています。
牡羊座、蠍座
エグザルテーション(高揚)
山羊座
デトリメント(障害)
牡牛座、天秤座
フォール(下降)
蟹座
牡羊座のイメージがわかりやすいかもしれないけど、行動を司る火星はドミサイルの牡羊座だと「よっしゃーやるぞー!」みたいにイキイキと活動ができるそうなんですね。
反対に他人を気にするような天秤座にいるとそのパワーが発揮できず、火星らしい行動力が出ないことになります。蟹座はフォールなので相性が最も悪い場所。
天秤座の火星の特徴や性格
火星が天秤座にあると、行動を表す天体でありながらあまり積極的に行動しない性格が出ます。
火星の積極性や闘争心が抑制されて、天秤座の特徴である他者の顔色を伺ってうまくやっていくことに注力するようになるのです。
他人を気にしたり、比較しすぎて、牡羊座のように純粋にやりたいからやる!みたいに素早く行動できないので、行動が遅くなったり行動しなかったり、火星の利点を活かせない経験をする可能性があります。
自分の性格が特別そうだと今までは思ってなかったけど、周囲を気にして行動してしまうところは心当たりがあります。みんなそうだと思ってましたが、天秤座火星の特徴なんですかね?
ルル・ラブア先生の「占星学 新装版」にはこう書いてあります。
優柔不断で断固とした面に欠け、敵に攻撃されると弱いでしょう。
敵に攻撃されると弱いは当たってると思います。攻撃されないように立ち回るという方が正しいかもしれません。
私の場合は行動に慎重な性格かと思いきや、実はあまり考えずに行動してしまうことがあって、大抵そういう時はのちのち後悔します。水星天王星オポジションか、金星天王星オポジションの影響ですかね?
火星期の試練
私のネイタルの火星はほぼ9ハウスの8ハウスにあり、9ハウスの天秤座土星とコンジャンクションです。
火星土星のコンジャンクションは不幸な座相の一つとも言われ、常に行動が抑制される、自分の行動に試練が訪れる、怪我や病気に注意というアスペクトだそうです。嫌だわ...。
現在私は火星期ですが、ネイタルのホロスコープのまま土星に行動を抑制されてストレスのかかる体験をしています。
過去を振り返ると年齢域はとても当たってるなと思った話は、こちらの記事に書いています。
【関連記事】ホロスコープの年齢域で今までの大運を読むと当たっていると思う
天秤座の火星なので行動を起こすまでに時間がかかる、周囲の意見が気になる、人の和を乱したくない。そして、行動しようとすると土星が抑えてくる。
また、9ハウスらしく海外で出会った天秤座の男性(火星)2人に、かなり厳しい感情を強いられました。
火星土星のハードアスペクトは男運が悪いらしく、さらに男性を表す火星がデトリメントなんて最悪じゃないですか!
天秤座火星の特徴である協調性重視だったり、周囲を気にする行動のせいで、困難な状況になったような気さえします。天秤座火星の考え方を土星が修正しにかかってるのかもしれません。
天秤座火星と向き合う
自分のホロスコープの中は弱点がたくさんあり、その中でも火星土星の合はネガティブな印象を持っています。8ハウスにあることも含めて。
火星期の現在は完全にストレスのかかる体験をしてる状態なので、土星先生の言うことに耳を傾けて、天秤座の火星と向き合わなければいけないのかもしれません。
鏡リュウジ先生の「占星術の教科書I 自分を知る編」には
自分自身の怒りや本能を必要以上に抑制していないかのセルフチェックは必要。
と書いてありました。特に自分を抑制していたようには思わないけど、他人を気にする姿勢は一度考えた方が良いのかなと思っています。