ホロスコープには「年齢域」というものがあります。
松村潔先生の「完全マスター西洋占星術」に詳しく書かれていますので、気になる方はこちらの本を読んでみてください。
ポチップ
今回はそのホロスコープの年齢域は大運を読むのに当たっていると思った話です。
年齢域とは
ざっくり書くと年齢域とは以下のようなものです。
水星期：8歳〜15歳
金星期：16歳〜25歳
太陽期：26歳〜35歳
火星期：36歳〜45歳
木星期：46歳〜55歳
土星期：56歳〜70歳
天王星期：71歳〜84歳
海王星期：85歳〜死ぬまで
冥王星期：死の瞬間
ホロスコープの勉強を始めてから今まで、あまり年齢域を気にしたことがありませんでした。
四柱推命は大運を見るのに適していると言われますが、ホロスコープではネイタルからその人の性格や特性を見て、トランジットではもう少し細かい運勢を見ることができると思っていたからです。
私は現在火星期におりまして、火星の状態（サイン、ハウス、アスペクト）を年齢域と照らし合わせてみて、自分の体験が年齢域を表す天体の状態にそのまま反映されていると思いました。
ホロスコープの年齢域は大運を表していることを実感したのです。
月期〜火星期途中までの自分の経験から大運を見てみたいと思います。
ホロスコープの年齢域と自分の体験
ホロスコープの年齢域の運勢や特製は、そのままその天体のアスペクトで読むことができます。
年齢域の細かい説明と自分のアスペクトを照らし合わせ、自分のこれまでの運勢がどうだったのか、検証してみます。
月期
月の年齢域は0歳〜7歳まで。子供の頃は何もできないので、親から影響されて人格が形成されていきます。
月は母親も象徴するので、月のアスペクトに母親との関係や、幼少期に受けた心の傷などが表れます。
冥王星とのハードアスペクトは、幼児の心には到底受け止めきれない深刻な印象を体験したために心が動かなくなる空白の場所があるとか、分離・独立を示す天王星のハードアスペクトは、幼少期に母親がしばしば出かけて一人にされたなどを表すことが多いのです。
完全マスター西洋占星術
私の蟹座の月は金星とセクスタイル、天王星とトライン、木星・冥王星とスクエアになっています。
自分にとっても月と冥王星のスクエアが気になっていますが、母親には怒られた記憶しかなく、母親は（今でも）常にカッカして怒っており、強烈な人であるのは間違いありません。
月の年齢域のことはほとんど覚えていないけど、母親の言動で何かしら傷つく体験をしていたのかもしれません。
ちなみに妹も月冥王星がスクエア、父親は月と冥王星がオポジション。なので、母親は家族の中で冥王星的な人なのでしょう。
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水星期
水星の年齢域は8歳〜15歳まで。小学校・中学校での体験が大半を占めます。そして机に向かって勉強する時間が一番長い時期です。
水星は知性とコミュニケーションを表す天体。水星のアスペクトを見ると、その人が水星の年齢域で培った知性を得る方法や、コミュニケーションの仕方が見えてきます。
私は水星に火星・土星がトライン。よく喋る子で口が達者だったので「口から生まれた」と言われていました。
水星は天王星とオポジション。変な発言をしがちだった記憶はなくはないです。おもしろいこと言ってやろうって感じだったかも。
私の水星はルーラーとなるサインの双子座にあり、ハウスは5ハウスです。
火星を含むアスペクトが3つあるので、活発な小学校・中学校時代だったように思います。習い事をたくさんして、部活も入って、と5ハウスらしいことをして、とにかく目一杯人生を送っていた時期です。
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金星期
金星の年齢域は16歳〜25歳。高校生から大学、就職してすぐの頃までで、芸術、恋愛など人生の楽しみ方や感受性を育む時期です。社会に初めて出ていく時期でもあります。
女性は金星期にちやほやされると言われたりするそうです。その記憶はないですが。
私の金星はルーラーとなっているサインの牡牛座。牡牛座の支配星なので、金星は強く影響していたかもしれません。金星があるハウスは4ハウスで、実家に住んでいました。
金星のアスペクトは月とセクスタイル。天王星とオポジション。失恋の辛い経験はありませんが、金星はキロンと合なのでそもそもあまり積極的に恋愛していませんでした。
キロンの女性であることや恋愛に対するコンプレックスと、天王星の人と距離を保つ側面が出た結果かもしれません。
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太陽期
太陽の年齢域は26歳〜35歳。太陽は社会的な顔を表す天体であり、社会に出てバリバリ働く時期です。実際私はそうでした。
私の蟹座太陽は6ハウス。労働の6ハウスらしく、会社員で仕事をしまくっていた時期でした。
太陽は木星・冥王星がトライン。たくさん働いていたし、仕事や同僚には恵まれてたくさん稼ぎました。
太陽のアスペクトには海王星とオポジションもあります。仕事のやる気が出なくて自分に甘かったり、お酒で苦い経験をしたのはこの影響かもしれません。海王星ってほんと怖い星です。
仕事はとても順調だったのに太陽期に突然会社を辞めたのは、太陽と天王星が150度のインコンジャンクト（クインカンクス）だからでしょうか。
ちょうどプログレスの月が9ハウスに入って、会社を辞めて海外に行きました。
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火星期（現在）
火星の年齢域は36歳〜45歳。働き盛りと言われる年齢です。現在私は火星期のど真ん中。
私がホロスコープの年齢域は当たっているのかもと思ったきっかけは、火星のホロスコープを見たからでした。
天秤座の火星は8ハウスの終わり、ほぼ9ハウスにあります。
火星は男性を表し、女性にとっては結婚する前の恋人も指します。（夫は太陽）
太陽期に海外に行った私ですが、まず海外で親しくなった男性（恋人でない人も含みます）は天秤座が多かったです。9ハウスの天秤座火星そのままです。
その火星のアスペクトは9ハウスの土星と合。土星先生によって厳しい試練を体験させられる暗示のようです。
実際私は海外（9ハウス）で出会った天秤座の男性（火星天秤座）との関係がぐちゃぐちゃになり、心が死んだような体験をしました。
トランジット冥王星がアセンダントを直撃したのが原因だと思いますが、全てがなくなり、人生の試練と社会的活動をストップさせられているような感覚でいます。
ホロスコープの年齢域と自分の体験を重ね合わせてこれを知った時、ゾッとしました。火星のサイン、ハウス、アスペクトがそのまま、年齢域の体験に反映されています。
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ホロスコープの年齢域で大運を知る
ホロスコープの年齢域を表す天体の状態が、かなり自分の体験と似ていることがわかりました。
月は記憶がない人が多いと思いますが、特に記憶がある金星期以降は、ホロスコープの年齢域を表す天体の状態（サイン、ハウス、アスペクト）を見ると、大運を知ることができると思います。
現在私は火星期ですが、これを応用すれば木星期以降の未来予測もできそうです。別の記事で予測してみようかなと。
太陽期はとても楽しかったけど、火星期の土星によるストップ状態が現在は顕著です。火星期にASCトランジット冥王星合が来るのは、本当に仕組まれていたとしか思えない。
