私が12ハウスの太陽に興味を持ったのは、妹のホロスコープを見たからでした。
妹のネイタルではMCに9ハウス(ほぼ10ハウス)の木星が合で職業運が良さそうに見えますが、彼女は外に出て働くタイプではないので違和感がありました。
太陽が12ハウスにあるのを見て、これが妹の社会とのつながりや仕事の仕方を司ってるのではないかと思いました。
妹のホロスコープをもとに、12ハウスに太陽がある場合の仕事や結婚を検証してみたいと思います。
12ハウス太陽の特徴
12ハウスの太陽の特徴として、世俗から離れて暮らす、社会的な向上より精神的な向上を重視する、などが挙げられます。
人生のいっ時を隔離された場所で過ごす、閉鎖された環境で暮らすという場合もあるそうです。
松村潔先生の「完全マスター西洋占星術」には以下のような表現もありました。
人前に出ない方が大胆になれる。
大胆かどうかはわかりませんが、妹を見ているとあまり人前に出ていくタイプではなく、のほほんと平凡に暮らしたい思いがあるように見えます。
12ハウスは「秘密の部屋」「隠れた部屋」」とも言われますが、SNSなどで自分の写真を公開しないという点は妹は該当します。秘密主義には見えないですが、自分や家族のことを周囲に見せたがらない傾向はあると思います。
12ハウス太陽の仕事と例
妹の仕事を見てみると、MC木星合の影響より太陽12ハウスの影響があると思いました。
総合職でバリバリ働くのではなく、事務職で誰かのサポートを行い、それなりのお給料がもらえればいい。出世は興味がない。
妹を見ているとこんな感じです。
自分が前面に出ていく仕事ではない、というところが12ハウスの太陽っぽい部分なのでしょうか。本人曰くスピリチュアルは全く適性がないらしいです。
妹のネイタルでは木星はほぼ10ハウスの9ハウスにありますが、9ハウスの事象である高度な学問や海外、宗教にも興味があるようには見えません。妹にとって重要なのは、家族と過ごすことに見えます。
私も妹と同じくネイタルの木星は9ハウスですが、私は9ハウスがステリウムということもあり、妹とは逆に新しいことを学びたい欲求や海外への興味は大きいと思います。
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12ハウス太陽の結婚と例
妹は結婚していて子供がいます。太陽が12ハウスにあるとなかなか結婚できないという記述を読みましたが、妹の例を見ると早婚だったのでそうでもないのかなと思います。
太陽は夫、火星は付き合う男性を表します。妹の場合は火星も12ハウス、隠れたハウスにあり、これも異性に出会いにくいポイントと言われたりするようです。
出会いが少ない、結婚できないと言われがちな12ハウスの太陽と火星でありながら、すんなりと結婚した妹。
恋愛を表す金星の状態がどうか見てみると、水星と合で11ハウス。11ハウスに金星があると、友達グループの中から恋人に発展する人が現れるそうですが、妹の場合はまさにそうでした。
仲良しグループの1人が恋人になりそのまま妊娠・結婚。その人が妹の旦那さんになりました。
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なお、妹は7ハウスに天王星がありますが、この天王星は水星とトライン、木星とセクスタイルのアスペクトでハードがないので、結婚生活は安定しているように見えます。
ただし、天王星らしく少し変わった結婚生活ではあります。子供は現在反抗期。
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12ハウス太陽の影響は強い?
今はトランジット冥王星のアタックにより人生をストップしている私ですが、元々はどちらかというと社会に出て仕事をしたいタイプです。
そんな私は、妹のネイタルのホロスコープでMC木星合を見て羨ましいなと思っていました。社会運良さそう!と思っていたので。
でも妹は仕事はそこそこで良さそうだし、子供と多くの時間を過ごして家庭を大切にしたいタイプ。だから、MC木星合の影響を疑問視していました。
12ハウスの太陽の特徴を紐解いてみてなんとなく納得。太陽の影響はやはり強いんですね。