水星天王星のアスペクトは天才だとか、ひねくれものだとか言われたりします。
自分に水星天王星のハードアスペクトがあり、先日見た友人のホロスコープには水星天王星の合があったので、水星天王星のアスペクトを取り上げてみます。
知性やコミュニケーションを司る水星に、革新性や奇抜さを表す天王星がアスペクトを取るとどうなるのか。
水星×天王星は天才なのか?
水星と天王星のアスペクトは「天才のアスペクト」と言われたりします。合ならひらめき、ソフトならユニーク、ハードなら突飛なイメージでしょうか。
私は自分のネイタルに水星と天王星のオポジションがありますが、自分を天才だと感じたことはありません。とりたてて何かの才能があると思ったこともない。
水星天王星が1度未満のタイトな合の友人がいますが、アイデアが独創的なイメージはなかったです。本人が天才と感じているかは聞いていませんが、おそらく思ってないのではないかと思います。
「天才」と呼ばれる人はかなり限られているし、ハウスや他のアスペクトにもよって「天才的な」出方をするかどうかは決まると思うので、ほとんどの場合はもう少し柔らかい形で水星天王星の影響がでるのだと思います。
水星×天王星は知性を刺激する
実際に水星天王星のアスペクトがどのような影響を及ぼすかというと、知性を刺激するという形で出そうです。
水星は知性やコミュニケーションを司る天体。
そこに革新性やユニークさ、奇抜さ、先進性、突発性などを表す天王星が影響を与えるので、常識を越える発想になったり、突然アイデアが思い浮かんだりすることがあるでしょう。
天王星の影響で他の人と同じは嫌という考えから(私はすごくある)、独創的な発想も生まれそうです。
合(コンジャンクション)だとわかりやすくその発想が出たり、発明家的な資質もある。
ソフトアスペクト(主にトライン)はバランスの取れた革新性で、現状を打破する能力があったり、アイデアマンと呼ばれることもありそうです。
問題はハードアスペクト。奇抜さが悪い方向で出てしまい、変わった人やひねくれものだと思われて、周囲に理解されにくくなります。何にでも斜に構えるというか、否定するような姿勢が出てしまうのもここ。
松村潔先生の「完全マスター西洋占星術」には、水星天王星のオポジションについてこう書いてあります。
たいていは一度話し始めると暴走し、どこで止めてよいのかわからなくなります。
私はまさに水星天王星のオポジションなんですが、心当たりがありすぎです。水星が双子座ということもあってか、一度話し始めると止まらなくて考える前に口から言葉を発している、そんな感じです。
またルル・ラブア先生の「占星学 新装版」には水星天王星のハードについて、気をつけなければいけないなと身が引き締まるような記述がありました。
人に理解されにくく、社会的に追放される危険もありがちです。
これは恐ろしい...気をつけなければ。
水星×天王星を活かすには
水星天王星のアスペクトは合、ソフト、ハードいずれも記憶力や直観力に優れていて、自分の専門的な分野でそれらを活かすと良いそうです。
天王星は技術的なことやIT関係、占星術にも関連するので、こういった仕事や趣味に天王星を使っていれば、人に変な風に思われたり、人と揉めることは避けられそうです。
水星のサインやハウスによっても専門性はいろいろ考えられます。例えば私は5ハウスの双子座水星なので、営業など話す仕事や文章を書くことを自己表現に使うなど。
天王星のパワーを何かしらの形で昇華させた方が、特に水星天王星がハードアスペクトの場合は良さそうです。